レッド・ドーン映画評

1年前3月発売のDVDをようやく見ることができた。
北朝鮮ものということで楽しみにしていた。
結論は、かなりつまらなかった。
発想はそれなりに面白いとは思ったが、北朝鮮がアメリカ本土を制圧
というのは何が何でも無理がある。
無理が通れば道理が引っ込む、とばかりにハチャメチャにストーリーが展開。
家族が殺されるとか、愛する人を助けるとか、
お約束の人情話もてんこ盛り。
中途半端にセクシーな女優さんもそれ以上はなし。
どのようにして北朝鮮がアメリカを…という話も無い。
話が怪しくなるとひたすらドンパチ。
ところがである。
ストーリー以外は実は良く出来た映画だ。
爆破シーンや銃撃戦などよく作りこまれている。
だから退屈なストーリーを最後まで見ていられたわけで。
特に私のような長物銃好きにはなかなかどうして、いろいろライフルが出てくる。
西側だけでなく東側の銃は見どころ。
M4ぐらいしかわからないので、ちょっと調べてみた。
AKだと思っていたがいろいろ派生種があるそうだ。
ロシア以外で開発されたRk62だという。
AK74はエアガンでもモデル化している。
KG9も古き良きサブマシンガン
AK103は90年代の新しいAKである。
AKMSUはやはりAK47の派生種。
若々しい俳優さんにM60はでかすぎる。
NATO弾用のM249が活躍する。
ロシアのAKを見るには楽しい映画か。
個人的には海兵隊のM4が好きだけど。
疲れて帰宅していっぱい飲んだあとに見るには適した映画なのかもしれない。