平成26年度車名別国内新車販売台数

アクアが1位なのはなんとなくわかる。
1つ目のポイントはプリウスが2位じゃないということかな。
特に現行のプリウスは発売以来長いこと1位2位だったわけで。
現行30系はモデル末期、今年の秋にFMCの予定である。
私の愛車だったアクアは去年末に売ってしまったが、思ったほどの買取価格ではなかった。
(もちろん悪い条件でもなかった)
ところが、営業マンの話では2月頃から買取価格が大幅に下落しているという。
「いい時に売りましたね」と言われた。
私のアクアが初期納車、今年の2月から最初の車検の時期になっている。
このへんで売る人が増えたのかな。
プリウスもモデル末期、今年の年式が30系の最終となる。
というわけで、こちらも買取価格が今年に入って大幅に下がっているという。
2つ目のポイントは軽自動車の順位である。
これまで長いこと軽自動車の売れ筋だった
ワゴンRとムーヴがトップではなくなり、次の勢力のもっとハイトなワゴンの
タントとNboxが上位に来ている。
大人4人がゆったり座れるというのが売りなんだけど。
これだけ細長い断面だと重心が高くてとても不安定。
実際には着座ポイントが低かったり、サスを改良したりとかなり進化して
頭でっかちのマイナス面を払拭したのが大きい。
でも、運転してみるとコーナーはやっぱりちょっと怖い。
もう一つ、驚いたのは日産ディズ。
試乗してみるとわかるが、三菱車の悪いところが随所に見られてデキは悪いと評価したが。
ボディがしっかりしていて、乗り心地は悪くはないけど、あのエンジンと
シートポジションの悪さは古い三菱車ぜんとしている。
パッケージングの良さと日産の販売網がこれだけ押し上げた感じだ。
10位にミラが来たのも立派。
ガソリン車でHV並みの燃費、というポジションを確立したのが偉い。
今年度はアルトの逆襲があるだろう。
私がクルマに興味を持ってからバブルが弾けるまで、カローラだったね。
バブル期にカローラの後ろに値段が倍のクラウンが来て驚いた。
90年代終わり頃からエスティマオデッセイが毎月2万台近く売れたという時期があった。
クルマの標準型がセダンからミニバン、ハイトワゴンへとシフトした時代でもある。
そして、90年代終わりに初代プリウス、00年代後半にはHVが自動車の標準になった。
それと同時進行でクルマ離れが取りざたされるように。
軽自動車や3列シートが売れるというのは、クルマ離れと同じ意味だと感じる。
見ていて悲しくなるベストテンであった。