皆既月食を俯瞰する

月食図
今夜は皆既月食なんだけど午前は雨。
午後も雲がとれない。
先ほどグーグルで天体のサイトを検索していてプラネットというのを見つけた。
太陽系の惑星や衛星の位置をリアルタイムで表示できる。
当然、月日時間を設定もできる。
というわけで、地球に合わせて、時刻を今日の21時に設定してみた。
これは面白い。
月から見ると太陽が地球の影になるのがわかる。
昨日もここで書いたが、月の視直径は30分(1度=60分)
太陽もほぼ同じである。
したがって皆既日食は太陽が黒い月の影にすっぽり収まる。
ところが、地球は月の約4倍の大きさ。
月から地球を見上げると不気味なほど巨大に見えることだろう。
というわけで今夜の月食を月から見れば、太陽が地球の影に隠れることになる。
ただし、地球の視直径は太陽よりもかなり大きいのですっぽりという感じではないだろう。
この大きな地球に隠れている時間が地球では皆既月食の時間になる。
ちなみに
月は楕円軌道で地球の周りをまわっている。
一番近い時が31分、遠い時が27分だそうだ。
この違いが日食の時にわかる。
3年前の金環食は遠い月の時に起きたので太陽より視直径が小さくなり
太陽を全部隠せずリング状になった。
6年前の皆既食の時は大きい時のものなんだね。
ちなみに
次の日本での日食は2016年3月9日の部分食。
インドネシア皆既日食になる。
2017年8月には北米で皆既日食
2035年9月2日に能登半島から茨城県にかけて皆既日食
20年かあ。生きているかなあ。
ちなみに
皆既月食は次が2018年1月31日、
次が2021年と3年周期程度の割合で起きる。