ホンダ・ジェイド試乗

ようやく休暇がとれた。
ホンダディーラーでジェイドの試乗を申し出る。
平日の真昼間、客が少ないと思いきやそこそこのお客。
私よりもだいぶ年上と思われる老夫婦が何組か。
二組は納車だそうだ。
3月登録の納車が立て込む時期である。
ジェイド自体は先月、実車を見ているので早速乗り込む。
シートやハンドルの調整幅が広くて、私でも楽なポジションが取れる。
ただし、この手のクルマを好む人の特徴なのか
背もたれは寝かし気味の方がしっくり来るようだ。
私のようにスポーツシートに多く乗る人は立ち気味にしてしまうのだけど
ちょっとヘッドレストの位置が今ひとつ。
名前もストリームから変わっただけに、内装などは別物。
クオリティがよくなっている。
プラスチックみたいなものが目立たない。
エンジンは全て1.5ハイブリッド、ミッションはデュアルクラッチ。
3列シートとは思えない低重心な感じでほとんど乗用車。
ボディ剛性も十分な感じで不要な動きが無い。
私が普段小さい車に乗っているせいか、タイトなコーナーではちょっともたつく感じ。
スピードを上げていくと、基本的に快適なんだけど
少しラフにハンドルを切ると、ロールがやや大きめ。
もう少しサスが踏ん張って欲しいところだが、このへんが乗り心地との妥協点か。
ボディサイズに対して1.5エンジンはやや非力。
モーターアシストがあるというが、逆に無ければ全然だろうね。
ところが、アクセルをぐいと踏んでフル加速になるといい感じで
エンジンが唸ってくれる。
これこそがデュアルクラッチ。
回転がだんだん上がって、シフトアップ。このフィーリングはCVTでは味わえない。
走りとしてはエクシーガの方が面白いけど
それ以外ではジェイドの方が洗練されている。
小さなサードシートにはどうやって行くのかちょっと疑問だが
よく出来たステーションワゴンとして考えればよい。
270万円は3列ハイブリッド車としては安い。
だけどプレミアムなステーションワゴンとしては走りから考えるとビミョー。