安倍首相の国会答弁でも景気はどんどん良くなっているそうだ。
国民の大多数は実感が無いとの質問だった。
そもそも、景気がいいというのは基本的に金持ちの話だ。
例えば90年前後のバブル景気にしても、土地と株が上がっただけ。
土地も株も無い人には関係ない。
逆に土地転がしをしない限り、土地を持っていれば固定資産税が上がったわけで。
当時公務員だった私の給料はとても安かった。
昭和30年代の好景気は多くの人が実感したそうだが、
それ以前がひどかったという理由もあった。
今回の自民党が考える好景気も株高のみ。
株をたくさん持っている人と、大企業は儲かるかも知れないが
庶民の生活は増税分だけ悪くなった。
さて、トヨタの話。
トヨタは利益などで最高の成績らしい。
小学生の授業だが、お店で利益を出すにはどうしたらいいのか。
安く仕入れて、高く売れば良い。
その差から経費を引いたものが利益である。
国内販売は不調、輸出もしくは現地のトヨタが儲けているということ。
社員の給料や配当に多くの経費が取られているわけで
利益を出すための残った方策は部品の仕入れを安くするしかない。
下請けに負担が行くことになる。
下請けはトヨタではないので大企業ではなく庶民に近いほうだ。
もともと、そんなに利益が上がっていないのに安く売ることを迫られる。
結果、トヨタの一人勝ち。
安倍首相の意図する景気上昇なんだよね。
つまり、景気上昇に庶民は含まれいない。
私達庶民は金持ちが金儲けするのに協力しているだけだ。
このからくりだけは何百年も変わってない。
もう一つ
経済成長をにぶらせる庶民の行為を考察した。
冷蔵庫やエアコンや自家用車を10年以上使っている。
もしくは、今の前の機械は10年以上使っていた。
家電やPCを5年以上使ってから1万円以上の修理をしたことがある。
景気を良くするにはものを大事に使うことはない。
どんどん買い替えるのが美徳である。