ハイレゾって何??その2

先日、電器店で聞いてみた。
それほど高額でないミニコンポ。
小さいスピーカなのに音の透明感が違うのに驚く。
ただし、同じ曲をCDと聴き比べたわけではない。
デジタルリマスターしたCDなら近い音が出るのかもしれない。

疑問その3  ハイレゾしかないのか
CDの次、というのは大間違いだ。
90年代後半にSACDがでる。
新しいフォーマットで従来型のCDプレヤーでは再生できない。
当然、高音質が売りなので、求める人もそれなりの人。
プレヤーもそれなりの価格。
その相乗効果で売れなかった。
データ量で考えればすでにDVDがあったわけで
ダブルレイヤーなら8Gの容量がある。
どんなに大きなファイルでも大丈夫。
実際にDVDオーディオという規格があったが。
さらに2000年代後半にブルーレイの時代になり音楽再生の高音質化もさらに簡単になる。
ところがそれを飛び越えてのハイレゾと言うのは、必然性があるにしろ疑問なのである。
実際、ブルーレイのDTSHDやドルビーデジタルの音質は十分驚愕なんだけど。

疑問その4  結局
ここ数年のデジモノの経済的な動向を見ると答えが出そうだ。
まずCDが売れなくなった。
その原因は音楽のDLだという。
つまり音楽のトレンドはDLということ。
おのずと、DVDやBDもダメだということがわかる。
次に多くがオーディオ機器に興味が無い。
もともとオーディオ機器は高価なのである。
ちょっとしたアンプやスピーカのシステムを組んでも20万円近くかかる。
大型の高級地デジテレビに10万20万を出すお父さんはたくさんいるけど
地デジで一緒に放送されている5.1chオーディオを楽しむお父さんは皆無に近い。
興味が無いのである。
ついでに音楽にお金を使う若い人にはお金がない。
結局音楽の楽しみ方は携帯オーディオにヘッドホンである。
気づいた人も多いと思うが、ハイレゾをきくための20万円のオーディオ機器の広告を見ない。
せいぜい携帯オーディオに高級ヘッドホンなのである。
これなら数万円の投資で済むからね。
ハイレゾは優れたフォーマットなんだけど、そのまま楽しむのではないらしい。
携帯スマホパソコンを使ったお手軽さだけがひとり歩きしている。