事故を起こさない自信

歩きながら、自転車に乗りながらスマホをいじっているやつをよく見る。
信号待ちをしている時など、その行方を目で追ってしまう。
「ほれ、ぶつかる」と思いきや直前で気付き止まる、避ける。
案外ぶつからないのである。
奴らには自信があるのだろう。
だからやめない。
定期的にニュースでブレーキの踏み間違いの暴走事故を見る。
80代のジジイかと思いきや60代のオバハンだったりする。
誰にでも間違いはある。
うっかり踏み間違えてクルマが変に動いたとしたらブレーキを踏めば良い。
コンビニに突っ込んだり塀を突き破って落っこちるというのは異常だ。
ポイントは年齢に関係なくこの人達は運転していたということ。
事故を起こさない自信があったのだろう。
その自信はどこから来たのかと推測すると、今の人達のスマホ運転に至った。
もちろんジジイやババアの若いころにはスマホは無かっただろうが
ぶつからないというみなぎる自信があったのだろう。
私は20代までにバイクでひどい怪我をした。
クルマでは運良く人をはねたことはないが、軽微な事故を経験して嫌な思いをした。
私は30歳までには、事故を起こさない自信はなくなっていた。
中年世代になりいよいよ運動神経や注意力が低下してくるとなおさらだ。
スマホ歩行やスマホ運転をしている人。
一度じゃ懲りないだろうから、3度ぐらい足や手から血がドバドバ出るような
事故を経験しておくと良い。
すると、多少は気をつけるようになるだろう。
私も含めて痛い思いをしないとわからないものだよね。