おめでとうノーベル賞

と、マスコミが踊っているのを見ているのも悪くない。
おめでたいことだからね。
特に今回はマスコミは踊りやすい。
理由は簡単、青色LEDは見てわかるものだし、生活にも実用化されている。
だから、これが赤です、とか、テレビや信号機やスマホにも、とか
だれでもがわかる実例をあげること見せることができる。
アナウンサーたちも胸を撫で下ろしていることだろう。
例えば、前回の物理学賞は
CP対称性の破れの起源の発見による素粒子物理学
である。
私も理系の人間だが、なんのこっちゃ全然わからない。
その前は
宇宙ニュートリノ、である。
大半の人が天文学的にわからないのである。
説明を聞いたってわからない。
そもそも説明しているアナウンサーが原稿の棒読み。
かと言って、専門家の先生にいらして頂きましたと、偉い先生に解説してもらっても
やはりチンプンカンプン、そもそもこの手の専門家の先生はなぜか説明が下手である。
つまり、実体がない(理論的には存在するが)理論のみの話では
どれだけ偉大なのかわかんない、というジレンマがノーベル賞にはある。
ところがである。
身近で実体がある青色LEDはやりやすい。
けど、光の三原色とかの説明しか無いんだよね。
そもそもLEDは何なのか、半導体とは何なのか、
半導体が発光するとはどういうことか、という説明は全くない。
今回は小学生でもわかる光の三原色の説明だけすればいい。
というのでは、受賞者にちょっと失礼だな。
まあ、今回は実用化されているということで先生方もそれなりに儲かっているから
それほど頭にはこないか。金持ちケンカせず。