古いカメラとエスティマ

長く生きるという事はこういうことである。
という、話を電話で知人から聞いた。
一つ目は、午後に医療現場で使っているデジカメにSDカードを入れたが
エラーが出て使えないという。
それまで使っていたカードは正常に使えているという。
新しいのは4Gだと言うのだが。
私は古い方のカードは何Gかと聞いてみる。
すると512Mだという。
つまり、そのカメラはその時代のカメラであるから
多分SDカードは2Gまでしか使えないだろうと伝えた。
同じSDであっても、SD、SDHC、SDXCなどと幾つか規格があるのである。
デジモノの日進月歩はすさまじいので、そんなに古いものを使っているというのは
珍しいし、そういう人は新たにカードを購入することもなくそのまま使っている。
だが、会社などの現場では仕方なく備品のカメラを使い続けていて
こんなケースになるのかもしれない。
もう一つ。
やはり知人との電話で「愛車のエスティマの車検をとった」という。
FFエスティマになっての前期型。
2000年から2001年ぐらいのものだからとうに10年は過ぎている。
今回の車検に関してもオイル漏れやラジエターの破損などの修理を見積もりされての車検だ。
20万円はかかったと言っている。
クルマはデジモノとは違ってアナログの要素が強いから古いからダメだとは言いがたいが
車検で20万もかかるようなら、それはリッチな趣味の世界だな。
本人はカネがないから乗り続けると豪語しているが
そもそもカネがない人がエスティマなど買わないし、車検に20万もかけないだろうし。
金持ちの道楽として古いエスティマに乗り続けている。
もちろん道楽なんだからものすごく気に入っていることが大前提。
もう一つ大事なことが、こうして時代が変わっていっても壊れないで動いているということ。
特にトヨタの2000cc以上のクルマの耐久性はかなり高い。
ソニータイマーのように時間が過ぎるとちゃんと壊れてくれる方が営業的には良いのだけどね。
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