ミュージカルブロードウェイ LET IT BE

2012年9月にロンドンで幕を開け現在もロングランを続けている「Let It Be」が、
2013年7月24日からブロードウェーでも幕を開け、2014年3月、遂に日本にやってくる!
タイトルが物語る通り、内容はビートルズを題材にしたライブショーで、
衣裳やパフォーマンスなどを時代を追て忠実に再現したステージは圧巻。
また、それぞれの時代の映像も交えた構成になっており、劇場の中で
タイムスリップでもしている気分を味わわせてくれる。
という映像をお借りして見ることができた。
早い話がコピーバンドなわけだが。
こういうものを、断固拒否するという人(マニア)がいるそうだが
日本人がビートルズを見たというのは、1966年の武道館公演のみ。
当時、カラー録画されて残ってはいるが、生のビートルズを見た人は極めて少ない。
白黒映像や断片的なフィルム映像、映画「LET IT BE」でしか彼らを知らない人がほとんど。
かくいう私もその一人だ。
最近はポールのコンサートでビートルズナンバーを演奏してくれるのが救いだ。
でもね、ポールとジョンの歌う姿をもっと鮮明な映像と音で見たいのだよ。
というファンの夢を叶えてくれるのがこのミュージカルなのである。
有料放送のオンエアの映像を借りることができた。
第一印象は古風なファン同様、違うよ、となるのだけど。
ビートルズナンバーを忠実に演奏しているのを見ているうちにだんだんハマってくる。
そして、日本公演や伝説のスタジアムコンサートの再現は「なるほど」と見ている。
ポイントはその次。
舞台はサージェント・ペパーズへ。
マニアはお分かりのように、1966年以降ビートルズはコンサート活動を休止。
サージェント・ペパーズ以降のライブ映像はないのである。
1970年の映画で最後の演奏の映像を見るだけだ。
伝説のサージェント・ペパーズからアビー・ロードまでの4人での演奏する姿が見たいと思っていた。
それを例えコピーバンドとはいえ、見ることができるというのは感動モノなのだ。
私はビートルズ世代ではないが、ビートルズ世代なのである。
もう一つ
お借りしたBDにグラミー賞がらみのビートルズショーの映像もあった。
後半に今、生きているポールとリンゴが登場、演奏する。
その中で、サージェント・ペパーズとWith A Little Help From My Friends のメドレー。
1960年代から実は誰も見たことのない生演奏になるのだろうか。
かなり感動して見ていた。