以前にもここで書いたことだが。
今回の台風は大変なのである。
史上最大最強(7月としては)とか、
50年に一度の○○とか
台風では初の特別警報とか
何から何まで記録づくめなのである。
沖縄には910ヘクトパスカル、最大風速75mなど
スーパー台風のはずであったが。
私が見る限り930、50という数字のようだ。
被害が出るほどの強い台風には間違いないが
ある程度台風に備えのある沖縄でほとんどの県民に避難を呼びかけるものだったのか。
50万人に対して数百人が避難所に行ったという。
いくつか例はあるのだが、最近では去年の伊豆大島豪雨がある。
台風による大雨で警報は出ていたというのだが
予想以上の大雨で土砂災害が起きた。
行政も避難の対策を取っていなかったという。
そこでバカマスコミはこぞって『なぜ避難指示を出さなかったのか』と行政を攻撃した。
行政は気象予報官でも災害科学者でもないわけで
豪雨被害が出ることなどわかるわけがない。
そこで今度は気象庁へのバッシングになる。
今の科学で半径数十キロ程度の範囲での豪雨を予報できるわけもなく
それならそれでとばかりに、警報や特別警報を大安売りである。
警報は口先だけで簡単に出せる。
あとで出さなかったから人命が…などといわれるくらいなら出したほうがオトクである。
さらに、予報ができなかった大雨などは『50年に1度の』という発表をすればよい。
それほど稀なことだから予測不可能、という意味だ。
言い訳とアリバイ作りのための気象庁の予報や発表には首を傾げる。
先日聞いた話、警報が出た時の職員の出勤やお店の開店について話し合いがあった時
大雨警報では特に対策は取らないという話になったという。
直近の大雨警報では実際雨は30ミリ程度しか降らず、雨が上がったあとも
数時間も警報が出たままだった、という。
つまり、大雨警報は決して危ないことではない、ということになったらしい。
まさに気象庁の保身、お役所仕事の足元を見られているということ。
早い話が『雨が強く降るでしょう』という予報でいいということだ。