そもそも、厚木基地はその立地に問題がある。
ベッドタウンである。人口が多い。
そんなところに、戦闘機が離発着する基地があるのである。
基地が先か、住民が先か、の論争になるのか。
もう一つのポイントは厚木基地なのである。
私らマニアから見れば米海軍基地である。
自衛隊の基地はおまけである。
ところが、判決は自衛隊機のみの判断である。
ここまで箇条書すれば分かる通り、解決などしない問題なのだ。
うるさいのが嫌なら引っ越せばいい。
日本は70年前からそういう国なのである。
さすがに、厚木基地の存在を知らずに住んでいる70歳以上の原告は少ない。
うるさいのを承知で住んでいる人が大半だと思われる。
もう一つ。
去年、青森三沢基地へ行った時、運良く(？？)夜間訓練をしていた。
ちょうど、三沢の街のお祭りの日であった。
夕暮れの空に離陸していくF16は素晴らしい。惚れ惚れした。
暗くなってホテルに戻っても、非常階段から滑走路を眺めていた。
だから騒音を我慢しろというのではないが。
航空祭に『うるさい』と裁判を起す住民は何故かいない。
つまり、夜間訓練にしても住民やファンに対するサービスや広報がなさすぎる。
どこの航空祭でも10万人や20万人はすぐに集まる。
夜間訓練でも、夕涼みとかなんとかイベントにできないものだろうか。
いろいろな意味で地域やファンをもっと大切にすべきなのである。
