私が選ぶ魅力的なクルマシリーズ1、86

このシリーズでは300万円以下の手が届きそうなクルマと限定してみた。

この春に86が納車されて楽しく乗っている。
せっかく数あるクルマの中から選んだのだから良い悪い含めて紹介しよう。
その1 スポーツカー(国産編)
スポーツカーの定義は大変難しい。
そもそもスポーツと言うのは何なのかから考えなければならない。
性能で考えれば3.5Lのエスティマだってスポーツになってしまう。
そう考えていくと、スポーツカーの定義にエンジンパワーは関係ない。
そんな感じで引き算していくと、
最終的にコーナリングが楽しい、ということになるのか。
いくつかのクルマがリストに残る。
その中でも分類があって、それだけの目的で作られたもの。(ピュアスポーツカー)
もう一つは、派生種としてスポーツモデルが作られたもの。
ランエボやWRXSTIは派生種。
ロードスターや86が専用設計のピュアスポーツカーとなろう。
今の時代、国産車でピュアスポーツの選択肢は少ない。
もう少し経つと軽自動車で出てきそうな気配である。
つまり、せっかくならピュアスポーツを選ぼうとすればその2つのうちどちらかである。
その2 スポーツモデルの宿命、使いにくい
どこの家庭でもお父さんがスポーツモデルを欲しがってもせいぜいWRX
これでも十分速いから楽しめるのだけど、せいぜいの理由は5ドアということ。
ピュアスポーツにリアシートやリアドアはいらないわけで。
実際、使ってみるとやっぱりダメだよね。
荷物を持ってドアを開けても荷物が積み込めない。
4ドア以上ならリアドアを開けて放り込めば済むのに。
その3 乗り降り
その上、ドアが大きいのに乗り降りしにくい。
隣のクルマにドアパンチしないように乗り降りするにはコツがいる。
私のように180以上の大男だとさらにむずかしい。
さらに私のような腰痛持ちだと至難の業で乗り降りすることになる。
その5 クラッチ
インテグラタイプRの時以来のクラッチモデルである。
走っている時は楽しいの一言なんだけど、発進時、特に上り坂はちょっとしんどい。
ディーゼルのハイラックスの時のクラッチ操作は楽だった。
どんな回転数でもすっとクラッチがつながった。
でもタイプRは低回転がスカスカでよくエンストしていたなあ。
今回の86のスバルのエンジンはそれほど神経質ではないが、1500回転ではすっとはつながらない。
スポーツカーのエンジンなんだから当たり前と言われればそれまでだが
実際の日本の道路事情を考えると1500回転あたりでエンストしにくい程度のトルクの山があるといいな。
納車して1ヶ月半になるが、まだゆるい上り坂の発進でエンストしてちょっと恥ずかしい。
その6 走りの良さ
悪いことばかり書いたが、あとは楽しいの一言。
街なかでも2000回転過ぎでシフトアップしていくとあっというまに4速で60キロになる。
もう一つはコーナリング速度が速い。
やっぱり、普通に走っている時の速度が速いんだよね。
この安定感は大きなクルマに乗っている時の安定感とは異質のもの。
それがスポーツカーの良さなんだね。