がんばれ東北

3月のあの日が近づく。
ニュースでは必ず入れなければいけないかのように震災ネタ。
その中で気になったネタを。
その一、防潮堤
コンクリートが大好きなお役人と議員さんたちは、
ここぞとばかりにそこら中の海岸に防潮堤を建設、建設計画。
ところが、それに待ったをかけたのが海岸近くに住む住民。
海とともに生活しててきたのに、10m近い壁を作って海が見えなくなるのはダメだ、という。
もっと大切なのは、結局人間が作ったもので自然の脅威を防ぎきれない。
いざという時は高台に逃げるしかない。
海が見えなくなり、壁に囲まれて、その上いざとなった時は助けてくれない。
そんな無駄なものより復興に金をかけるべき、というネタだった。
その二、建物が建てられない
さら地になった多くの街はいつまでたってもさら地のままだ。
これは海沿いの低い土地に建築許可がおりないからという。
日本は海に囲まれた国だ。
津波が怖いからと海岸近くに住めないとなると、狭い国土はますます狭くなる。
東京の下町を立ち退きさせてさら地にできるのか。
津波がきたら逃げればいいのである。
それを前提に街の再建を進めてはどうか。
お金が無い人、会社を再建したい人、海沿いの土地に建てたい人はたくさんいるだろう。
この地域の津波被害は50年に1度、今回のような20mの津波など数百年に1度だ。
多分、生きている間に大津波はこないだろう。
だったら、今、困っている人たちのために海岸地域に住むことを許可するのは良いのでないか。
避難経路が定まっていることが前提である。