堺市長選、日本維新の会が敗れ退潮傾向

驕れる者久しからず、である。
橋本のやり方はキャッチーでわかりやすい。
わかりやすさは大切なことである。
が、もともと複雑なものがそんなに簡単にわかるものでもない。
橋本は頭の良い男である。
だからこそTVタレントから知名度を活かしてあそこまで上り詰めた。
さらに大阪都構想などビジョンもしっかりしていた。
彼の大きな間違いは、民衆に迎合されることを勝利だと思ったこと。
政治においては選挙がまさにそれである。
いかに民衆に取り入るか、迎合するかが鍵になる。
そこで、彼がしたことはネットの2ちゃんねる
大阪の市職員が事件を起こせば「けしからん」、
教員が事件を起こせば「何をやっているんだ」と
掲示板的な批判ばかりしてきた。
公務員の給与を下げるとか、ある意味わかりやすい方策。
ところが、匿名で他人の批判ばかりするようなネットの住人の有権者は思ったほど多くなかった。
さらに、○○無料化とか耳障りの良いことばかり言って政権をとった民主党
結局何もできないことが露呈して今となってはこんな感じだ。
どんなに耳障りの良いことばかり言っても、実行できないことをみんな知ってしまった。
教員批判しても、公務員の給与を下げても世の中が良くならないことがバレてしまった。
しかしである。
民主党も橋本も日本には必要な政党、政治家である。
お陰で民衆はわかることも多かったわけで。
最近、ブラック企業とかが話題になっているが
総じて経営者たちはキレイ事ばかりいう。
会社を大きくすることは本来血のにじむような努力の積み重ねであって
耳障りの良いキレイ事ばかりでは無いはずだ。
耳障りの良いことばかり言うやつには気をつけろ、ということだな。