福島原発汚染水漏れ事故

多くの人は勘違いをしているのだが
福島原発はぶっ壊れたのである。
メルトダウンして底が抜けちゃっているのである。
大量の放射能を撒き散らせたのである。
それを今さら放射線量が高いとか、汚染水が多少漏れたとか騒いでも仕方がない。
何よりもあれだけの大事故にもかかわらず、人的被害が殆ど無かったのは
カッコつけの安倍首相が言うようにアンダーコントロールなのかもしれない。
もちろん、今後の長期的な被害は未知数であるが
過剰なくらい食品の検査を徹底して、福島の農産物を過剰なまでに排除しているくらいだから
人的被害は最小限、限りなくゼロに近くなるかもしれない。
さらに、3.11以降全ての事態、作業が初めての割りにはよくやっていると思う。
水漏れを良いとは言わないが、あの状況下で短期でやっつけの仕事なのである。
仕方がない。
このような小さな事故を1つずつ解決していくしかないのである。
知っていて放置していたのなら大問題だが、そうでないことを願う。
もう一つ
ここで何度も書いていることだが、今の東電に多くの責任はない。
50年にわたって原発を作ってきたが、廃棄物の処理は決まっていない。
トイレのない欠陥住宅を作り続けてきた責任が重いのだ。
中曽根もナベツネも戦後時期に未来の日本のエネルギーを考えての原発推進だったはず。
残念なのは彼らが箱物と利権にこだわりすぎて、廃棄物のことまで考えなかったこと。
実際、廃炉を騒いだところで廃棄物の行き先はないのである。
3.11のおかげで原発推進の行き止まりを認識する時期が早まったに過ぎない。