震災復興予算流用問題はこれでいいのか

震災の復興予算が流用されていた問題で、復興庁は全国の地方自治体などに
返還を求めていた未執行分1017億円について、7割にあたる718億円が返還される
見通しになったことを明らかにした。
というニュース。
多くの人が書かれているように全く違う。
問題の挿げ替えだ。
ポイントを整理してみた。
1.返せばいいのか
早い話が万引きで捕まったオバハンが『全部返すわよ』といっているようなもの。
いいわきゃないだろ。
2.誰が流用したか
一日一件、5分くらいかけてニュースで報道すべきだろ。
殺人事件の被害者の家族にカメラとマイクを向けるのは平気なのに
こういう取材は腰が引けている。
3.誰が予算を流したか
私の職場でも予算の請求書を部課ごとにまとめて事務長へ。
そこで、多いの削れのと修正を求められて予算案の書きなおし。
さらに、それが中央に集められてさらに削られる。
それまでに何個のハンコが紙に押されているか。
本来そうあるべき公共の予算がこうなるのはおかしいだろ。
誰がハンコを押したのか退職する前に責任の所在をはっきりさせろ。
とはいっても
そうなれば、半沢のような人がトカゲのしっぽになることは目に見えているが。
4.そもそも復興予算って何
本来、被災地は余分にお金がかかることは誰にでもわかる。
当然、そちらにお金が回ればその分削られるところも出てくる。
それが予算というものだ。
それなのに、わざわざ復興予算と名付け、このような不正が行われるとはいかがなものか。
大変な借金財政、増税だと言う割には、打出の小槌のようにお金が出てくる。
それを決めたのは民主党政権である。
小さな政府も財政再建もくそっ喰らえだった。
5.復興庁
震災の後片付けを縦割りではなく一箇所で、という発想は正しい。
しかしながら、そこにいる人達は縦割りの人たちのみ。
おまけに莫大な予算がつくとなれば、ハイエナたちが寄ってくる。
という、よくあるドラマの図式がここにある、と思うのは間違っているだろうか。