関西で大地震

先日、関西で緊急地震速報が流れたことが話題となった。
技術的なポイントをまとめてみた。
なんといっても地震科学はまだまだ小学生レベルなのである。
竹内均先生以降確かにメカニズムは解明されつつあるが
実はなにもわかっちゃいない。
潜水艦で調査したり、海底のボーリング調査などで仮説が正しいことがわかってきただけ。
それはあくまでもメカニズムだけだ。
地震がどうして起きるかくらいはわかってきたようだが
具体的にどのように(時間的)起きるかとなるとまだ仮説段階。
それでも政府からの猛烈な後押しがあってなんだか予知ができそうとなっている。
予知といっても数秒前だけど。
もう一つは、もともと理論が確立していないのに研究だけが独り歩きしている。
だから、今回のように海底の一つのセンサーがちょっと不具合を起こしただけで
こんだけの大騒ぎになってしまったわけだ。
先程も書いたようにまだ小学生レベルなのである。
ちょっと失敗した小学生に『責任をとれ』ということもできない。
ゴメンナサイと頭を下げたら許してあげるしか無い。
おもしろいのは
私がここで偉そうに書くまでもなく、多くの人が『しょうがない』と許している。
また、ちょっとした災害訓練、心構えができたという人が多いことだ。
これだけ理解があればもう少し地震科学は進歩するだろう。
この写真は2011年仙台市閖上地区
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