カローラハイブリッド

トヨタからカローラハイブリッドが発表された。
カローラといえばコンバクト、ファミリーカーとして10年も20年も売上高トップの名車だ。
トヨタの屋台骨を支えるクラウンカローラは潤沢な資金を投入して開発されてきた。
開発にかかっている金額が大幅に違うのだから
ライバルのサニーなどと比べても乗った感じのクオリティの高さは一目瞭然。
あえて地味なデザインにしたのは、ターゲットを明確にしていたからか。
ところが、情勢が変わったのはプリウスとフィットである。
もう一つは登録台数のカウントをするのに、カローラセダンとフィルダーを分けてしまったこと。
カローラは86の時代でも、セダン、ハードトップ、クーペ、ハッチバック、ワゴン、レビンと
ものすごくバリエーションがあり、全てカローラの販売台数とした。
後には、カローラとは程遠い7人乗りまでカローラとして売っていたっけ。
今世紀に入ってフィットに抜かれ、プリウスに抜かれてしまった。
すでにカローラの神通力は失せて、おかげで開発予算も削られたようで
現行モデルは見てくれはまあまあだが、中身は普通になってしまった。
ライバルサニー同様消えものになってしまうのか、と思っていた。
ところが、トヨタカローラというブランドを捨てなかったのである。
9月のフィットハイブリッドの発売を前に対策に必死なのか。
基本的にアクアと同じなのだそうだが。
アクアとプリウスの間にセダンのHVを入れたかったのかもしれない。
私個人としては全幅1600程度のアクアより一回り小さいハッチバックを出してほしい。
名前は『スターレット』かな。
スターレットのモデルチェンジとしてヴィッツが存在するのでかぶるか。
だったら、1200ターボのスターレットGTとして発売すればよい。
ヴィッツはアクアの登場で存在価値が消滅してしまった感はある。