うなぎを食え

我が家の近所の公園に大きな笹飾り。
嫁さんが「あれっ、七夕だっけ。」
いやいや、七夕ではない。
でも、こんなもんいつでもいいのである。
貧乏臭い笹飾りなどいつ飾っても体制に影響なし。
ところが、土用の丑やバレンタインはピンポイントの日でなければならない。
別にいつうなぎを食ったっていい、いつ愛の告白をしてもいいのである。
でもそれでは金儲けができない。
そこでマスコミが片棒担いで今日うなぎを食べなければ大変なことになる、とあおる。
簡単に騙されるおひとよしがわざわざ高いうなぎを購入するわけだ。
うなぎの稚魚が減っているとか、うなぎが絶滅危惧種になるとかテレビがさらにあおる。
おひとよしのバカが「そりゃ大変だ」と高価なうなぎを購入するわけだ。
別に明日でもうなぎは購入できるし、もしかしたら少し安いかもしれない。
それでも、今食べなければと必死なのである。
振り込め詐欺に簡単に引っかかる人の如し。
世の中にはこれだけ情報が過剰にあふれていると言いながらも
16歳はLINEでたった数人の仲間内の情報だけで生きているし
大半のおじさんやオバハンはテレビの(うなぎの)情報だけで行動している。
自分の欲望や利益にかなうものだけの少ない情報で生きているわけだ。
その利益を誘導しているのがテレビを中心としたマスコミ。
今となってはNHKも横並びだ。