携帯でもネットが出来るようになって久しい。
ネットの普及は何をもたらしたか。
よく『情報量』と言う人がいるが、半分は間違い。
しょっちゅう調べ物をするような仕事や趣味の人は大助かりなのだが
そもそも新聞や書籍をまともに読んでいない人が
ネットの膨大な情報から必要な物を取捨選択できるとは思えない。
結局、テレビのクソみたいな情報番組で事足りる程度の情報しか必要としない。
めざましでもミヤネヤでも見ているとわかるが同じ内容を2回3回繰り返す。
何時間もやっていても内容はかなり少ない。
作る側と受ける側の情報量のバランスなのだろう。
というわけで、多くの人がネットに求めているのは情報量ではない。
今回のテーマになっている、暇つぶしと人恋しさである。
ネットの黎明期はEメールであった。
今でも主流であるが。
ところがそれでは飽きたらずSNSが大繁盛。
大半の人は、穏やかに活用しているのだけど
中学生と一部の大人が病的にのめり込むという。
とにかくいつも誰かのアップをチェックしてコメントの有無をチェックする。
本来、そういう相手を親友と呼んで一人か二人いればよかったのは昭和まで。
SNSでは友だちと称する人が数十人、百人を超えることもザラだ。
それらに対していつも気を使っているのだから、病的と言うしかない。
学生は勉強に身が入らないし、主婦は家事も子育てもアウトだし。
以前に私のところに友達申請してきた主婦がいた。
気軽に受けてしまったのだけど、その人は病的にのめり込む。
友だちはみるみる増えていくし、私の友だちにもアプローチしている。
日記にいちいちイイネやコメントが入る。
私の見える範囲の友だちの日記にも全てイイネをつけているから
きっと1日じゅうずっとチェックしているのだろうな。
『一日中携帯電話とにらめっこしていないで外に出て働いたらどうか』
とメッセージしたら悪口のメッセージが来て友達リストから消えた。
私はブログをほぼ毎日更新しているが、コメントが入るのは週に1回も無い程度。
私のネット上での友だちは程よい距離感を持っている人たちばかりである。