新型クラウン試乗

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実は違う用事でトヨタ店に行くことになった。
修理を待っている時、クラウンの試乗をすることになった。
黒のアスリート3.5である。
全体的に低くなったような気がする。
スラントノーズも私好みだ。
乗り込んでみるとそこは高級車の世界。
ナビ画面が大きいな。
テレスコピックステアリングは電動でピタリとポジションが決まる。
着座位置も結構低くなりすわり心地、ポジションはとにかく良い。
何も我慢しなくていい。
走りだすと静かである。当たり前だけど。
まず驚いたのがサスペンションの柔らかさ。
路面の凹凸など一切感じさせない、フラットで柔らかい。
昔の国産高級車のようなただフワフワした柔らかさとは違うのがコーナリングだ。
ハンドルを切るとふわっとノーズが向くのである。
アスリートは相当太い扁平タイヤを履いているはず。
だからそれなりに曲がってくれるのはわかるのだけどなめらかなのだ。
タイヤの接地感も申し分ない。
蛇行運転してもロールは抑えられフラットな感覚は持続する。
コンソールに乗せておいた無線キーは吹っ飛んで行ったからそれなりの横Gがかかっているのに。
多分足回りだけでなくボディ剛性など徹底的に煮詰めたのだろう。
V6エンジンは定評あるので今さらどこがいいか評価はしないことに。
8速ATがかなり良い。
アクセルを踏み込む時どの速度からでもギクシャクすること無くすっと加速してくれる。
アクセルを離している時から踏む時の切り替えがスムーズで無駄な回転が皆無だ。
初めてフーガGTに乗ったときは、高級セダンでもここまでできるのかと感動したが
さすがトヨタクラウンである。期待を裏切らない。
快適な乗り心地とスピードにいつもの試乗コースが短く感じられる。
私には縁がない1000万円超のベンツやアウディとくらべて500万円の差があるのか。
一新したレクサス風デザインとともに商品力は飛躍的にアップ。欲しいクルマである。