ホンダNone緊急試乗

11月に入った。
確か話題の新型軽自動車Noneがデビューしたはず。
帰り道のホンダ店をのぞくとナンバーのついたNoneが飾ってある。
というわけで、駐車場にバイクを置いて試乗をお願いする。
馴染みの営業マンが不在とのことで新人君と一緒に試乗をする。
まず外見から。
フロントマスクはすでに雑誌などで紹介されている。
70年代のオマージュでもあり、単体で見てもキュート。
車体は初代シビックからの伝統なのか前後左右台形である。
デザイン的には軽自動車はタントのように真四角がスペースユーティリティでは良いのだが
あえてデザイン優先にしたホンダに拍手。
先代になるのか、ゼストより車高は低い。
ライバルはワゴンRよりアルトミラになるのか。
室内は思ったより広く感じる。
が、巨体の私には運転席は物理的に狭い。
これはどんな車種でも軽自動車なら仕方ないか。
リアシートのニースペースはさすがに及第点。
大人4人がちゃんと座れそうだ。
試乗車は赤のノンターボ車。
ターボ無しでパワーはいかがなものか。
走りだすと意外に快適。
すばらしい加速ではないが、実用上問題ない。
タコメータは7千回転まで許容するようでまだバリバリのおろしたてのあたりのついていない
試乗車ではあるが満足のいくパワー・トルク、
CVTのフィーリングも合格。
タイトなコーナーでハンドルを切る。
ロールが抑えられた良い感じのコーナリングだ。
タイヤが細いエコタイヤなのでステアリングとのダイレクト感が今ひとつ。
それでも、しっかり曲がってくれるということから、シャーシ性能が高いことがわかる。
今月号のカー雑誌で9月の登録台数で軽自動車はNboxが2万台弱の2位という快挙。
軽自動車に関してはホンダは本気である。
日産のジュークが成功した例もある。
デザイン優先のクルマでも中身が良ければ売れる。
Noneは売れるのである。