夏のクラクション稲垣潤一そのニ

ごく親しいブログ読者からメールでメッセージを頂いた。
私よりもひとまわり年下なのだがこの頃の音楽に造詣が深く趣味はほぼかぶっている人。
懐かしいというコメントの最後にこんな一文が。

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聴きたくなってきたけれど、やはりこの頃の曲は
あの家(旧実家)のあの部屋であのベッドに寝転んで聴きたいなぁ‥

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これこそ本物の懐古である。
楽曲を懐かしむだけでなく、音楽を聞く時の設定まで懐古している。
実家に自分の部屋が保存されている人は実現できるのだろうが
多くの大人の人はそれさえもかなわない。
私の知人の何人かは、実家どころか親も亡くなっている。
過去に戻ることは物理的にも心情的にも難しい年頃なのである。
30代後半になるとわかることなのかな。
私の20歳前後は勉強もできず彼女もできず、実は思いっきり鬱憤が溜まっていた。
それでも、あの頃を懐かしく思ってしまうのだなあ。
というわけで、嫁さんに内緒で稲垣潤一のCDをアマゾンで購入してしまった。
アマゾンの宅配便が届くとまたイヤミを言われるのだろうなあ。
嫁さんは毎日私のブログをチェックしているので最短では今夜イヤミを言われることになる。