前々から気になっていたフィアットのツインエアである。
先日もここで書いたツインエアの限定モデルがでたとのDM。
嫁さんと試乗にでかけた。
試乗の希望を告げるとすぐに試乗車を用意してくれた。
ツインエア専用色のパステルブルー。
私はこの色がお気に入りである。
外にいると二気筒のバタバタというエンジン音がかすかにする。
車内には音も振動も普通の車以上には感じない。
早速営業マンも含めた3人乗車で試乗開始。
このミッションはツインクラッチのようなものだそうでクリープしないのだそうだ。
できるだけマニュアルに近いフィーリング、という。
確かにドライブに入れても動かない。
アクセルを踏むとするすると加速する。
最初はえっ?というようなフィーリングだ。
ATやCVTのようにスリップがほとんどないので2千回転くらいからジワーっと加速する。
ATやCVTに慣れた人には不思議な感触だ。
確かにMTぽい。
900ccとは思えないなめらかな低回転のトルク。
ターボとのマッチングも非常に良い。
アクセルを踏み込むとターボパワーを感じられる加速だ。
追い越し加速の能力も十分。非力な感じは全くない。
一部の評論家が悪く言っていた振動や音もほとんど気にならない。
アイドルストップのときブルルンとエンジンが止まるときに二気筒だと実感する程度。
コーナリングは楽しい。
決して、ビシビシとコーナーを決めていくという感じではないが
車体が軽いせいもあって軽やかに曲がっていく。
サスペンションはしなやか、やや柔らかい感じだがロールは少ない。
こんなにおもしろいクルマは他には無いだろう。
諸費用込みで250万円は高いか安いか。
