チンクエチェント

500
FIAT500のツインエアである。
最近の芸能人や有名人で500をセカンドカーとして購入する話をよく聞く。
ベンツやBMWをありがたがる時代はいよいよ終末を迎えるのか。
実はヨーロッパの自動車メーカーはダウンサイジングが加速していて
ベンツのCでも1.8が主流。
アウディBMWの1シリーズは売れているし出来もかなり良い。
今となってはミニの1.6は大きいエンジンとなってしまった。
日本ではようやくスバルが2.0ターボのレガシィをデビューさせた。
レガシィも全車2.5以上、ボディサイズもクラウンと同等という醜いアップサイジングしたばかりである。
日産にいたっては上級モデルは3.7というお間抜けな構成で営業マンを泣かせている。
結局売れているのは軽とプリウスと1.3コンパクトカーという無様な様相。
私もいい加減国産車が嫌になってきた。
魅力と付加価値を混同している。
そんな中でVWやFIATは新鮮なのである。
コンパクトカーはこう作るべきというメッセージが強く感じられる。
プリウスは技術革新というメッセージは受け取れるが、ライバルがそれを超えれば消えてしまう。
こういう時代の中でFIAT500ツインエアは何もかもがキュートだ。
日本でもスターレットやチェリーやシャレードなど熱いものを感じるコンパクトカーは存在したのだが
その頃を彷彿とさせる外車なのである。
本来こういう車は日本が得意としているはずだったのだけどね。
とりあえず欲しいのだけど我が家にはまだ新しいクルマが並んでいてすぐに買える雰囲気ではないなあ。