除染と日食とボストン

朝の日食は観測撮影ができて本当に良かった。
3年前の九州の日食の無念がトラウマになっていた。
8時過ぎに本日の通常業務にはいる。
とは言っても早朝からの活動が徐々に効いてくる。
頭がすっきりしないのである。
私は早起きがダメなのである。
午後には会議がキャンセルになり本日付で処理すべき書類を印刷、枚数の確認。
ひと通り終わったところでのんびりしようと思ったのが甘かった。
グランドの除染を手伝えと言われる。
陸上の幅跳び用の砂場の除染、表面から30cm程度の砂を剥ぎ取るという作業。
基本的に軽トラを運転してくれと言うのだが先輩がスコップで掘っている脇でのんびりできる器ではない。
先輩が線量計で測定してみては、と言う。
さすが話題の千葉県北西部である。思ったよりも線量が高いことにびっくりする。
特に、一時保管にあてられている除染した土の置き場はとんでもない数値になっていた。
去年訪れた福島第一原発20kmくらいの地域の線量と同等である。
近所の学校のグランドは業者が重機での除染作業をしている。
それを横目にどうして私たちは自分たちでやっているのかと憤慨した。
早起きにスコップでの労働でクタクタになって帰宅。
日食の写真を見ながら無性に『ボストン』の曲が聞きたくなった。
宇宙イコールボストンというのも随分ベタな話ではあるが、私の年代には鉄板である。

グレイテスト・ヒッツ

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