アルファロメオ、ミト試乗

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多くのカーマニアの方が感じられているように国産車のつまらなさは目に余る。
特にスポーツタイプがほぼ絶滅状態にありますますつまらなくしている。
スポーツタイプとはいってもフェラーリやGTRばかりがスポーツではない。
一昔前にはスターレットでもパルサーでもシャレードでもスポーツモデルはあったのである。
また、MRSやロードスターのようにエンジンが大したこと無くても十分スポーツである。
それが今となってはどのブランドを選んでもそれなりのデザインと性能で『欲しい。』という気持ちにならない。
先日、輸入車販売の会社からのDM。
複数のブランドが一枚のチラシにプリントしてあるのだけど、すごく迷うのである。
ポルシェもいいし、アウディやゴルフもいい、フィアットアルファロメオもいい、ランドローバーもいい。
VWはちょっと個性的とは言えなくなったが独自のブランド価値がある。
ちょっと見に行こうとなったのはアルファロメオである。
現行ではジュリエッタとミトが主軸になっているらしい。
我が家から15分ぐらいの国道沿いにディーラーがあるのを思い出し嫁さんと行く。
若い営業マンがよってきたので説明してもらう。
試乗車があるというのでお願いした。
さすが外車ディーラー、免許証をコピーさせろと言われた。どこもそうなのかな。
3ドアのミト試乗。
車幅は1720とほぼ5ナンバーの感覚、車内も適度に狭い。
試乗車はAT、厳密にはツインクラッチTCT。
ギクシャクはしないけどちょっと踏んだ時の違和感がある。
初期のゴルフのDSGに近い感じだ。
1.4ターボは下から穏やかなトルク。
選択スイッチをスポーツにすると回転数が高めになる。
ある程度踏み込むと勇ましく加速するが劇的ではない。
135馬力はまちなかで丁度よい。
サスペンションは懐が深い感じでステアリングの反応が良いのはいかにも。
それでいてアイドルストップなどの機能もしっかりついている。
乗り出し300万はちょっと高価だけど、国産車にライバルがない。
所有する喜びは金額相応、いいクルマである。