レクサス首位 米耐久品質調査

米耐久品質調査でレクサスは4年ぶり首位、とのニュース。
リコールの傷癒える、と結んでいる。
このニュースのポイントはリコール騒ぎがなければずっと首位だったという仮定法過去。
アメリカ人がレクサストヨタに対してあれだけわざとらしい誹謗中傷に近いリコール記事を書いたのはそのためだったに違いない。
レクサスに乗ってみればわかることだ。
品質が半端でない。
あのクルマとアメ車とを同じ土俵で比べることはすでにナンセンスである。
日本人がかつて経験した、ベンツやゴルフとの出会いを思い出す。
70年代カローラ、サニーの時代にゴルフが発売される。
あの完成度は日本車に比べるものがなかった。
コンパクトカーはこんなものだという概念が吹っ飛んだ。
ベンツ自体は古くから輸入されていたのだが、バブルの頃に大量に輸入され
身近に乗れるようになった。
日本ではクラウンセドリックが高級車のシンボルだったが
思想が全く違うベンツやBMWに本当の高級車とは何かを知らされた。
そして、バブル期にセルシオが出るわけで。
終末期のソアラセルシオがレクサスの原型となった。
さて、レクサスの良さだが
基本フル装備である。
高級なナビなど全部込みだ。
さらにメンテナンスの保証もあるので高額な車両価格から割り引かなければ比べられない。
ただし、本当の良さはカタログには載せられない。
クルマが確かに高級なのである。
一つは外見、プレスラインを見ても塗装を見ても手間と金がかかっている。
走りだすとわかるのがシャーシ、ボディ剛性の良さ。
とにかくカッチリしているのだ。
同じシャーシ構成と言われるマークXとIS、プリウスとCTを比べてみるとよい。
同じエンジンだからパワーや加速性能は同じ。
ところが、全然違うのである。
それがレクサスの目指す高級であり品質だと思う。
室内の広さやクルマの大きさをありがたがる日本人にはわかりにくい。