ドコモ通信障害 原因がなんなのか

ポイントなのは原因の説明。
同社によれば原因はパケット交換機。ただし、パケット交換機は設計通りの能力を発揮したが、その能力を超えるトラフィックが発生し、処理しきれなかった。そのパケット交換機は、スマートフォンの急増に対応するため、従来よりも設計思想を変更し、能力を向上させた新型機。ドコモでは、新型パケット交換機の導入にあたって通信状況の想定を行っていたものの、実際にはその想定を超える通信が行われており、新しいパケット交換機の処理能力が足りなかった。

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というもの。
文脈がおかしいのである。
パケット交換機を新しいものにした。
その理由は、スマホの普及で能力が足りなくなるのでいいやつにしたという。
ここまでは良い。
ところが、運用を始めると想定を超える通信が行われた。というのである。
スマホが普及して能力の向上が目的ではないのか。
それが想定を超える通信が当日起きたというのは文脈がおかしい。
もっとおかしいのは、その後の処理である。
古いパケット交換機に戻して復旧したというのである。
機械の新旧、能力の優劣、これからのスマホの普及、というポイントが全て前後にずれている。
機械が故障した、と説明したほうがよほどわかりやすいのに。
どうしてこんなまわりくどい意味不明な説明をしたのだろうか。