N15パルサー

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5代目N15パルサーの雑誌記事である。
パルサーといえば有名なのがGTI-Rであろう。
ただし、これは4代目のN14のバブル時代の話である。
5代目にもGTグレードはあったがSR18の比較的おとなしいモデルであった。
なにより、GTと言われてもこのデザインではありがたみが薄いなあ。
先日ここで書いたホンダのVTECが89年にデビューして世間をあっと言わせた。
日産がパルサーに積んだこのエンジンは96年、というわけで、時すでに遅しという感じだった。
もともとパルサーは日産がヨーロッパ車を意識して作られた新しい思想のクルマであった。
栄光のチェリーという名前を切り捨てたことからも意気込みが感じられる。
ところが、代をおうごとに妥協の産物になっていく。(特にデザイン)
パルサーはゴルフ、プリメーラパサートを模倣でいいから追い続けるべきであった。
少なくとも初期はデザインにおいては勝っていたと思っている。
というわけで、それがそのまま日産の経営そのものになってしまい
外国人社長の力を借りることになるわけだ。