初代ゴルフGTI

IMG_5293

1977年の雑誌記事。
そろそろ77年もネタ切れになってきた。
今回は白黒記事。
初代ゴルフGTIである。
初代ゴルフは新世代コンパクトカーとして大成功をおさめる。
ベンツやキャデラックなどごっつい輸入車はあるにはあったが大きさも金額も
国産車で比べるものがなかった。
庶民はお金があればこういうものに乗れるのかと思う程度。
ところがゴルフの出現は衝撃的。
国産車には山のように比べるべきライバルがいる。
そのどれよりもボディ剛性が高く、高級な乗り心地だった。
そして、GTIはコンパクトだけでなくセリカやスカGもライバルにした。
1.6の82馬力というおとなしい諸元だが運転すると楽しいと書かれている。
今の時代で言うとスイフトスイフトスポーツのようなものだな。
変にハイパワーで売るのではなく運転すると楽しいよ、というスタンスだな。
GTIの伝統として外観も極めておとなしい。
わかる人が買ってくれればいいという潔さを感じる。
この初代GTIはいま見てもキュートでいいじゃないか。
ゴルフでさえも今となっては車幅1800に迫る大きな高級車になってしまった。
先進国大手メーカーは原点に立ち戻ることはできないのかな。
基本的に売れないならしょうがないけど。