ダイハツマックス

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1977年の雑誌より。
昭和の自動車の代表格に軽自動車がある。
50年代に360ccに規格が統一され大手が生産するようになる。
60年代には隆盛を極めるが70年代には性能のよい普通車に押される。
70年代中盤になるとはホンダやマツダが軽自動車から撤退。
という過渡期の広告である。
軽自動車のテコ入れをしようとしたのか76年に20年続いた規格を変更。
エンジンは550ccにボディも幅100長さ200mm拡大した。
ところが、かなり性急な変更だったのがどこのメーカーも対応にタイムラグができた。
ダイハツはフェローマックスという360ccがあったが550ccではマックスクォーレとなる。
ところがボデイの変更が間に合わずこの広告の77年になってようやく100mm拡大したわけ。
60年代の終りに我が家も父親がマイカーなるものを中古で入手。
空冷360cc、あんな小さい乗り物で家族で帰省したりしたのだから良い時代だ。
家族4人は6歳ぐらいの子供二人だからまだよかったが、大人4人乗った時は
ちょっとキツイ坂道ではすぐにエンコした。
当時、クルマというのはそういうものだったのだ。
今となっては、ペダルを踏み間違えるジジババや運動神経が鈍い、機械音痴を公言する
おばさんたちが立派な軽自動車を運転しているのを見ると時代の流れを感じる。