「笑っていいとも!」はもう限界か

ゲンダイネットより
フジテレビの「笑っていいとも!」が苦戦している。6月14日昼の視聴率は「ひるおび!」(TBS)がトップの7.2%(ビデオリサーチ調べ)で、
2位も「ワイド!スクランブル」(テレビ朝日)に明け渡し、「いいとも」は3位になってしまった。
「いいとも」では今週月曜から金曜まで連ドラ「マルモのおきて」(フジ)の出場権をかけ、番組中に子役のオーディションを行っているが、
しょせんは番組宣伝。
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偉大なるマンネリもいよいよ終焉を迎えるということなのか。
フジテレビはずっとこの時間帯におちゃらけ芸人番組を流してきたが。
おもえば始まりは横澤彪制作の『笑ってる場合ですよ!』からだった。
『全員集合』をも食った『ひょうきん族』の暖簾分けとして始めた。
当時の漫才ブームに乗っかってエネルギーが感じられる番組だった。
売り出し中の『東京乾電池』もまが抜けていてよかった。
ブームと共にこの番組は終了して『笑っていいとも』になった。
やはり当時売り出し中のタモリが起用された。
ある意味タモリの肩の力を抜いたキャラがここまで引っ張れたのかもしれない。
しかしである。
大人はこの番組を見ない。
笑いの取り方も低レベルでひねりがない。
この時間帯におうちにいる人がこのレベルだと言いたげである。
結局残ったのは大人が観るのに耐えられるテレフォンショッキングだけになったわけで。
一昔前は『女子供に…』と言われたものだが最近の女性は賢くなっている。
おかげで裏の情報番組に追い越されたわけで。
ただし『笑っていいとも』を批判する気はない。
ここまで続けてこられたのだからあっぱれである。