クルマの見栄えをよくしたい、その一

私は小学生の時からクルマに夢中だったことで知ったかぶりを。
もし、解っている話なら容赦を。

私の時代はハコスカやケンメリの改造が流行っていた。
新車をそんな事する奴はいなくて10年近くの中古車をいじる。
特に、GTレースの名残かオーバーフェンダーにワイドホイールはお約束。
さらに日産系セミトレのサスはハの字にするのがちょっとお馬鹿な人たちの定番。
アタリマエのことだがいじればその分寿命が縮む。
改造マニアは数年遊んでクルマを廃車にしたのだ。
その証拠に現存する昭和のクルマでその手の改造車はほとんどない。
キャブレターを強化すれば燃焼量が増えてパワーが上がるが
その分シリンダーやブロックに負担がかかって良くてガスケット、オイル漏れ、
悪ければオイルパンやバルブの損傷、最悪はシリンダーやブロックの亀裂である。
同じようにタイヤや足回りをいじればサスや駆動系に負担がかかる。
ワイドタイヤにしたり、トレッドを広げればまずハンドルが重くなることで感じる。
重くなるとは負担がかかること。
特にタイヤのワイド化は良くないとの記事を読んだ。
それまではタイヤのグリップやサイドウォールの限界とサスがあっていたのに
タイヤのグリップをあげると全ての負担がサスに行くわけで。
当然駆動系も力の逃げ場がなくなりストレスとなる。
クルマを捨てる前提であそぶならそれもいいが
大事に長く乗るというプロセスとは不整合な気がする。