大震災にまつわる話、住宅メーカー パート2

関東では大手の住宅メーカーの店長さんと話をきいた続編。
テリトリーは関東の東京埼玉千葉で東北での活動はしていないそうだ。
その四、 液状化
この店長のお客に浦安で被害を受けたお宅があるそうだ。
液状化で家が傾いてしまったそう。
貴社のような大手では建てるときにボーリング調査するでしょう、と聞くと
ボーリングによる地質調査でも液状化を予測することは難しいと説明された。
液状化が完全に予測されるならそれなりの対策を講じるそうだが。
その伍、 液状化への義援金
液状化で傾いた家を戻すのに工費が1千万円かかるそうだ。
会社側への責任はないそうで基本的に泣き寝入りなのだが
営業所単位なのか会社単位なのかはちゃんと聞かなかったが
営業マンたちで寄付を集めて自社での住宅の被災者に工事代金を負担してあげようと
いう運動があるとのこと。
いくら免責であっても新しい家が傾いてしまっているのはなんとも…らしい。
こういう業者で家を建てたいものだね。
家が傾かないのが一番だけど。
その六、 資材不足
この会社は大きなプレカット工場を持っていて建築資材も適度にストックがあるので
極端な工期の遅れは出ないようにしているそうだ。
それでも、東北の復興が本格化すると資材不足も近いうちに起きうるとのこと。
試算では5から10%の建築コストの値上げになりそうだとのこと。
ただし、私の予想では震災直後のモノ不足と同じでいずれ落ち着くと思っている。
資材不足を盾に高いことを言ってきたら少し待つのも手だろう。