「そういうことに疎い」=国債格付け引き下げ

菅首相国債には疎い、との発言について二つの見方。
一つは報道のとおり、けしからんとなること。
一国の首相が今となっては国家財政の基幹の国債に疎いと言うのはけしからん。
もっと勉強すべき、というか知らないならコメントすんな、という話だろう。
トップたるもの、弱みを見せてはいけないのだ。
もうひとつの見方。
このコメントのどこがいけないのか。
極めて正直である。
一人の人間があれもこれも全部熟知しているとは限らない。
特に、国債ぐらいは知っているはずだけど今回は格付けの話。
実はマスコミによってここで話がすり替えられている。
日本の国債は対外的な依存度は極めて低い、ドメスティックな債券だ。
どんなに価値が下がっても日本人以外はだれも困らない。
それを全部吐き出したらそちらの方が大問題。
それも含めての『疎い』なのではないか。