教員が保護者を提訴

この事件はいろいろ考えさせるものがある。
ポイント1
教員が提訴したこと
教員もいろいろ変わった人がいてツッコまれることも多い。
ところが提訴となると話は違う。
当然、管理職や教育委員会も関わるはずだ。
よっぽど変わった教員が、となれば管理職もそれなりの対応をするはず。
ところが、どうもGoサインを出しているようである。
つまり、提訴にいたるまでの職員室での紆余曲折があったと考えられる。
すなわち、客観的に見て相当の『モンスター』だったと考察できる。
ポイント2
訴えられた保護者
こちらにもいろいろ言い分はあるとは思う。
が、本来保身に走るはずの教員たちが提訴となるとよっぽど事と考えられる。
ちょいと肩を触っただけで「体罰」と訴えるいきさつから考えると。
最近のドラマで小学生の女の子が教員に対して「セクハラ」とおとしいれるようなシーンを見た。
体罰やセクハラを逆手に取るような話をよく耳にする。
ひとつはマスコミが過剰に教員叩きをするのが原因である。
この事件のように親子で悪意を持って教員に接するようになるともうどうしようもない。
いくら学校で説明しても納得などしてくれないだろう。
これからは理不尽な要求をする親に対してこういう対応が増えると思われる。
なんだか殺伐としていやな雰囲気だが、仕方が無いよなあ。
ヤクザやチンピラが好き勝手に振舞うことはやはり許されない。
ポイント3
事件のその先
一見「モンスター」への対応と思われるが教員にもきつい。
このように司法の判断を仰ぐということは教員側にも利点はない。
それまでの教員の対応がひとつひとつ問われるわけで。
子供を育てたことがある人ならみんなわかることだが
子供に対して全て完璧な対応ができるとは限らない。
そんな人は神様しかいない。
人間だから時には…ということもあるだろう。
それが裁判となれば、ひとつひとつ掘り起こされるわけで。
いちいち失言や落ち度を追求されては学校が成り立たない。
結局、教員にはミス、失言を許さないという風潮が深まる。
高僧や仙人しか教員になれない。
そうでなければ完全なマニュアル通りの教員が理想となる。
それはそれでなんともつまらない学校になることだろうな。