センター入試の問題にゴジラやプリプリが登場したとのこと。
予定通りのコメントが記事にあった。
『大手予備校「代々木ゼミナール」では「受験生が身近に感じる題材や
時事的なテーマに絡めた問いで、工夫された出題と言えるのではないか」
としている。』
素晴らしいセンスのコメントである。
受験生には身近に感じるそうである。
水爆大怪獣なんて言葉は昭和20年代後半から30年代前半のもの。
米ソ冷戦下の核開発競争激化の中、洋上実験で被爆者が出たなどという時代の話。
どこが18歳の子どもに身近なのか理解に苦しむ。
プリプリにしてもヒットしたのはちょうどバブルの頃。
今から20年前だ。
余程浪人を重ねた受験生でも幼少期に見た記憶がある程度だろう。
どこが18歳の子どもに身近なのか理解に苦しむ。
早い話が、今の受験産業を支えている人たちのセンスと年齢層が垣間見える。
