ボンバル機操作レバー折れる、ハッピーフライト

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1985年以降、国内でもしくは国内の航空会社が事故を起こして
死者を出すようなことはほぼ皆無になった。
現場の人達の意識や努力が形になっていることは言うまでもない。
そしてもうひとつは航空会社の情報公開。
このようなあまり知られたくない、もしくは軽微な事故も公開している。
もちろん、整備ではなくメーカーに対する警鐘でもある。
メーカーはすぐに改良に取り組み安全度が増すわけだ。
最近A380のエンジン載せ替えの報道が有名。
危なかったというよりは、より安全度が増すわけだ。
どんなものでも完璧なプロダクトなど無い。
どんなに開発時にテストを繰り返していても、発売すると新たな欠陥がみつかる。
メーカーは責任をとればそれでいいのである。
批判に値しない。
人間に対しても同じである。
最近は企業や人に対して完全を求める傾向がある。
犯罪に走るやからは別にして、ミスに対してマスコミや世間は執拗だ。
また、執拗に批判する人間ほどいかにも不完全だというのは世の常。
映画「ハッピーフライト」を久しぶりに観た。
はじめて観たときは、映像やちょっとチープなキャラの設定に批判的だったが
こうして肩の力を抜いて観るとなかなか良いではないか。
登場人物のほぼ全員が不完全でミスをするのである。
ミスが許されない航空機の運行とのミスマッチがなかなか良いのである。
たわいもない低予算の映画であるが見所は多い。