レッドドラゴン、レクター博士の沈黙

レッドドラゴンといえば羊たちの沈黙以来のアンソニー・ホプキンスレクター博士シリーズ
3部作映画の最後の作品だと思っていた。
ところが先日WOWOWでオンエアしたレッドドラゴンは似て非なるものだった。
まず、映画が始まってタイトルがいきなり違う。
『Manhunter』と表示された。
「違うじゃないか。」と思いつつ一度レコーダーを止める。
番組表にはレッドドラゴンだけでなく『レッド・ドラゴン/レクター博士の沈黙』とある。
さらに公開も1986年となっている。
羊たちの沈黙より5年も前。TOP GUNと同じ年である。
その頃にそんなすごい映画があったのか???
この不整合を解決すべくwikiで調べてみる。
(原作『レッド・ドラゴン』、映画邦題『刑事グラハム/凍りついた欲望』、ビデオ改題『レッド・ドラゴン/レクター博士の沈黙』)
とあった。
ビデオ化が遅れたのか、羊たちの沈黙の大ヒットによりタイトルを改変したとある。
レクター博士の名前はネームバリューがあがったということか。
ところが羊たちの沈黙ハンニバルが大ヒットしてしまい原作「レッドドラゴン」も
アンソニー・ホプキンスのレクターでやるべきの声が強くなったのか
『Manhunter』がレッドドラゴンとしてリメイクされたわけである。
リメイクされたレッドドラゴンがやたらデキが良かっただけにこちらのレクター博士の沈黙は
いろいろな面で物足りないと感じてしまう。
特にレクター博士のキャラの表現描写がかなり控えめで生かされていない。
それもこれもアンソニー・ホプキンスの演技が良すぎた、当たり役だったから仕方がない。