いいとも、キティちゃん

キティちゃんが出るとかガチャピンが出るとかということよりも
それがネタとなってこうして話題になることがすごい。
80年代に漫才ブームが起こった。
鬼才、横澤彪プロデューサーが仕掛けた。
これを受けて、TBS「ドリフターズ」の牙城の土曜20時に
新進気鋭のたけしさんま紳助を抜擢した「ひょうきん族」が大当たり。
その裏側で平日お昼にひょうきん族の乗りの「笑ってる場合ですよ」。
これがいいとも!の前身である。
漫才ブームが下火になって、人気漫才師のMCに限界を感じたとき
横澤彪タモリに目をつけた。
テンションイッパイイッパイの漫才師や芸人に比べて
肩の力を最初から抜いているタモリのMCは安定感があった。
なんて、私が能書きを並べるもなくこうして今だにネットニュースに
出ることからもこの番組の偉大さがわかる。
もう一つ長寿の秘訣はターゲットを女子供に絞ったこと。
平日昼間だからよく考えれば当たり前なのだが。
したがって私のようなオッサンが見ているには辛い。
もともと何ヶ月も前から映画や新番組の宣伝を中心にテレホンショッキング
構成されていて、いつの間にか友達の輪も無くなってしまった。
最近は「ええっ、あしたですか」などとわざとらしい受け答えもなくなった。
それでも形だけ「あした出てくれるかな」と言うところがいじらしい。
ちなみに横澤彪はこの番組の構成で局と対立して退社することになる。
その経緯についてはwikiなどでお読みください。