脳梗塞の先輩

脳梗塞を患った先輩の家を訪問した。
先輩は学生の頃からアスリートであった。
競技人生が終わった後、今度は後輩の育成と協会の運営に奔走した。
自分の生活は仕事とスポーツに捧げた。
土日は試合の運営、インターハイや国体など役員として顔を出していた。
ある時期一緒に仕事をしたとき、こんなに身体を酷使して大丈夫かと聞いたこともある。
そして、タバコも酒も大好きである。
また、選手と食事をすることも多く、とんでもない高カロリーの食事を普通にしていた。
そして、50歳を過ぎたある日、ついに倒れた。
血液検査は項目の殆どに赤マーク、さらに糖尿病まで発病していた。
具合が悪くなってすぐに救急に駆け込んだことで後遺症もほとんどなく軽症ですんだ。
しかし仕事は数カ月休職して本来はインターハイなどで飛び回っているはずのこの時期も自宅で静養だそうだ。
はじめての大病だそうである。
私も数年前に大病を患い似た様な経験をした。
私が頑張らなければと思っていてが、私がいなくてもちゃんと職場は機能していた。
努力は大切だが限界を超えた努力は必要ないことを知った。
身体を壊してしまっては元も子もないのである。
先輩は食事制限をして体重を落とし、毎日野菜を沢山摂取しているそうだ。
育ち盛りのお子さんもいる。
お父さんはまだまだ頑張らなければいけないのである。