原爆投下機長の息子、大使派遣に不満あらわ

第二次世界大戦は人類史上最大の悲劇を世界中で作った。
アウシュビッツしかり、ヒロシマナガサキしかりである。
日本人は被害者だけではない。
南京しかり、バターンしかりである。
戦争というのはそういうものである。
身内が死んだり怪我したりと被害者としてのことはよく覚えているどころか
それを孫の代まで伝えようとしている。
本当は悲惨さを伝えるべきなのだが憎しみを伝えている。
65年も経ってしまった。
政府の要人はおろか、被害者もこのころ幼少の人でも70歳である。
韓国人や中国人の日本人を憎む気持ちはやや異常であるが
ヒロシマナガサキの式典もアメリカ人のなかには
悪くとる人もいるのかと考えるのである。
その証拠に、筑紫が生きているときに、エノラ・ゲイの乗組員を
広島に招いて被爆者と対面させるという番組があった。
被爆者は「謝罪の言葉がないのか」と詰め寄った。
戦争は憎しみしか作らない。