事業廃止、事業仕分け

記事では今回ほぼ全廃と宣言された「国立大学財務・経営センター
の理事長が無念の談話とある。
この理事長は最近公募で選定された人で天下りではない。
天下りではないが、前三重大学長とのことで極めて近い立場だ。
事業仕分けの対象になっているものは、たいした実績がなく
天下り確保のための省庁の直轄事業みたいなものが多い。
自分たちの食いぶちのために事業を立ち上げ、仕事を回している。
もちろん全て血税である。
たとえ崇高な理念で立ち上げられたものでも、公募で良い人材を獲得した
としても、無駄なものには変わりがない。
もともと事業の出発点がダメなのである。
社保庁のように本来は大事な仕事であるはずなのに、お金の魔力に
負けた奴らが事業をダメにしてしまった例もある。
もともとが天下りのための幽霊事業などもってのほかである。
よくTVで無駄な事業のレポートをよく目にする。
先日も一冊の報告書の費用が数億円というのがあった。
中身は何かのコピーだったとか。
こういう無駄な書類を必要とする体質がダメにしている。
地方の県庁の友人が通勤手当の書類を書いて事務官に持っていったら
しばらくして呼び出されて
「鉄道のルートはこっちの遠回りに変更しろ」といわれたそう。
安い私鉄を使った方が何十円か安いからという。
毎朝わざわざ2倍の時間をかけて遠回りして通勤するバカがどこにいる。
さらに家から駅までは「規定の距離にないから歩け」という。
パソコンの画面には彼の家近辺の地図が表示されている。
だったら最初からあなたが書類を書けばいいだろう、と言いたくなったそうだ。
そうすれば無駄に紙と勤務時間を使わずにすむ。
無駄な事業はもっと手前にある。