学級崩壊リポート非難され「ショックで通院」

久々のわけのわからない難しい文法のニュースだ。
ポイントを整理してみた。

訴状や市教委によると、6年生のクラスで授業が成立しない状態になり、学校側は保護者に授業参観を呼びかけた。
 このくだりは導入としては至極自然である。

☆訴えた女性は、5日間授業を見学。授業中の立ち歩き、掃除をサボった様子など、児童10人の名前入りでリポートにまとめた。
 ここから話が見えなくなる。この女性はだれなのか。
成り行きからするとこのクラスの保護者と言うことになるが
なぜレポートを学校に提出したのか。
とすると学校側が求めた授業参観の目的が私が思っていたものと別の意味が?

☆学校側は、児童の名前をペンで消し、リポートを翌月の保護者会で配布したが、消し方が雑なため児童10人の名が特定された。
 授業参観をしたのはこの人だけだったのか。
リポートを配った意味がよくわからない。
また、名前を消すのに消し方が…とあるが、今どきまさかそんなアナログな文書を
保護者会で配っていたというのか。
消し方が良いか悪いか以前の問題がそこにはある。

☆10人の保護者のうち5人は、リポートを書いた保護者の名を答えるよう学校側に要求。
 ここからいよいよ佳境である。
学級崩壊を招いた子供の親は赤面して反省するのではなく
誰が書いたかに興味を示す。ここですでに犯罪者特有の逆恨みである。
学級崩壊を招いた子供の親は社会崩壊を招いている大人なのである。
よく考えれば当たり前のことかもしれない。

☆校長が女性の名を伝えたため、
 学校だけでなく、どんな組織でも苦情がきたりして苦しいことはある。
この時頼りになるのは管理職なのだが、毅然とした態度の取れない
腰の引けた管理職がいると部下は辛いだろうな。
きっとこの学級崩壊を招いた担任は力量が不足していたところもあるだろうが
それをフォローできない管理職ではもうどうしようもない。

☆女性は喫茶店に呼ばれ、5人から2時間以上にわたり謝罪を求められた。
校長も同席したが、ほとんど発言しなかったという。
 校長の態度については上記した。
後はこの社会不適応の親たちがチンピラよろしく、お約束の行動である。
入試などで生徒を選択できない公立小学校では、こういう親子を
どうすることもできない。

☆女性は、急性ストレス障害と抑うつ状態の診断を受けたという。
だてに余計なリポートを書いてはいない。
嫌なこと言われたからと仕返しにちゃんと診断書を持って訴訟である。
ただ、訴訟相手が市というのはいかがなものか。
金のあるところからとろうというのが本心だろう。
直接の加害者はチンピラ親なのでこちらを訴えるのが正論だが
こういう人達と関わりたくないというのが本音だな。
診断書も出ているので刑事で訴えることもできると思うが。

こういうことでいつも割を食うのは教員だ。
学級崩壊をなんとかしようとするがあまり、親のいざこざに発展。
最初から学級崩壊など知らん顔しておけばよかったのだ。
ということになる。
一所懸命やったら「不手際」で訴えられる。
こんな職場で生徒だけが幸せになれるわけがない。
生徒も不幸なのである。
その不幸を助長するような「ショックで通院」などという報道。
こいつらがさらに日本の教育を悪くしているのは間違いない。