ジブリ関連曲 配信ランキングで上位独占

もともとアニメが嫌いな私は、宮崎アニメは見ない。
例え見たとしてもフーン程度。
しかしながらお子様たちのその人気たるや絶大である。
お子様というのは現役のお子様だけでなく
初期作品のナウシカやルパンのころお子様だった人も含まれる。
そして宮崎アニメのすごいというかしたたかなところは設定である。
千と千尋、トトロなどに顕著だが、背景や時代設定が
3丁目や東京タワーといった昭和30から40年代である。
だからこそ主人公の子供に大人も感情移入できるのかもしれない。
先日もある学校の体育館で講話のネタとして生徒たちに
宮崎アニメの音楽を聞かせるシーンを見た。
ざわついていた生徒たちは静かになった。
このとき宮崎アニメの底力を見せつけられたきがした。
音楽でもうひとつ。
宮崎アニメの音楽はとにかく古臭い。
童謡のような、いかにも子供向けである。
ところがである。人気があるのである。
最近、私の叔母が久しぶりにCDを購入したという。
なんと童謡である。
スタンダードな夕焼け小焼けなどが入っている。
歳をとると無性に聞きたくなるという。
そういえば私の父も50代の時に高価なレコード10枚組ボックスを購入した。
「日本の歌」と書いてあった。
ダークダックスや由紀さおりらが歌う童謡やらが収録されている。
宮崎アニメの音楽はまさにこの辺を見事に突いている。
老若男女に受け入れられるわけである。
何から何まで日本人のための映画であり、音楽なのである。
なんども書くが私は嫌いである。