ホンダCR-Zに試乗

今年一番の話題のクルマと言ってもいいCR-Zが発売。
ここでも書いたが週末の販売店はそこそこの人出だったそうだ。
税務署や銀行をまわる用事があったので本日午後に休みをとった。
一通り用事が済んだところで試乗に向かう。
店内は整備の客が1組で空いている。
早速試乗車を出してもらう。
いつものように営業マンは忙しいので勝手に走ってきてくれとのこと。
クルマは大変かっこいい。この辺はみなさんも写真で確認できる。
乗り込んで最初の印象が「シートがチープ」
素材もイマイチ、大きさもスリム、かと言ってそれほどバケットでもない。
座った感じがフニャッとしてスポーツカーらしくない。
ステアリングやメーター類も未来的ではあるがスポーツ的ではない。
プリウスと違って動いているときはエンジンがかかっている。
HVには相応しくないちょっと良い音のサウンドが聞こえる。
CR-Zタコメーターがついている。
走り出して静かに加速すると1500回転あたりまでしか回らない。
それでもスムーズに加速するのはモーターアシストだ。
この辺の回転域ではインサイトに比べてすごく快適。
1.5Lにしたおかげでトルクが出ているせいだろう。
ステアリングはやや軽い程度。
ホイールベースが短くシートが後ろタイヤよりにあるので独特なコーナリング
昔乗っていたフェアレディZを思い出す。
サスはそれ程固くなくかつロールも抑えられていて快適だ。
ただし、キツメのコーナリングをするとボディは安定しているがタイヤからのインフォメーションが不足。
スポーツというからにはもう少しタイヤからのダイレクト感が欲しいな。
少し広いところに出たのでフル加速(ポジションはノーマル)。
この加速はいただけないなあ。普通のフィットの加速程度である。
フィットRSと同等以上ではない。この辺でモーターアシストの加速が欲しい。
プリウスはハッキリモーターアシストが体感できるのだが。
というわけでスポーツというには全ての点で物足りない。
何か一つ秀でているところがあればそれだけで満足なのだが。
ただし静かに運転している限りでは非常に優れたクルマである。
現行インサイトに乗っている人には進化を感じるだろう。
個人的にはHVより現行タイプRのK20をデチューンして190ps程度にしたものを載せたのがいい。
すごいサスもすごいブレーキも無しにして220万なら即決。