日食は西都原古墳で幻想的に観る!?

宮崎南部の日南での日食観測をあきらめクルマを北へ走らせる。
ラジオで北部の方が天気がよいとの情報。
以前から行きたかった西都原古墳へ向かうことにする。
宮崎ICから高速を使えば西都市までそれほど時間はかからない。
情報通り空が明るくなってきて時たま日差しを感じる。
クルマをパーキングに止めて太陽グラスを片手におもてに出る。
「オー、やっと日食を観られた、太陽が半分くらい欠けている。」
しかしながら最大食からだいぶ時間が経っているため半分である。
これなら何も九州まで来る必要もなかったが…。

気を取り直して西都原古墳に向かう。
東国原知事が力説している延岡方面に向かう東九州道は西都で行き止まり。
この先は工事中である。
知事は高速道の必要性を力説している。が時間帯もあるがガラガラである。
その上帰りは国道を走ったがよく整備されていて流れている。
本当に高速道がここに必要なのかと「?」である。
と、能書きをたれている間に、西都市内を抜けて、いよいよ古墳である。
宮崎で原というのは草原の意味ではなく大地を指す。
西都原も市街地から坂を上ったところに古墳がある。
道路の両側に早速、古墳と思われる小山をいくつか見られる。
右折して博物館方面へ。
広大な地域全体に古墳が点在している。
本当に幻想的である。

遊歩道が整備されていて時間に余裕があるなら、景色とともに楽しみたい。
私たちは1時間ほど散策した。
3年前に大阪堺市の仁徳陵を見学したことがあったが、広大すぎてよくわからない。
ここの古墳群はほどよい大きさで観察しやすい。
特に前方後円墳は一度ここで本物を見ると社会の勉強もしやすい。
そしてその数にも圧倒される。
私の友人に社会科の教員も多い。
是非、ここの見学をお勧めしたい。
今回はかなわなかったが、ここで日食を観測するのも一興だったと思う。
古代人に思いをはせながら…。