フルキャスト、日雇い派遣から撤退へ=大手は消滅

記事にはワーキングプアの温床と書かれていた。
それでは、日雇い派遣のシステムが無くなれば
プアの人たちはどこで生きればいいのか。
残念ながらエアコンのきいた会議室でお茶を飲みながら
年収1000万のお偉いさんがいろいろ決めたところで
プアが解消することは決してない。
今の日本のシステムはほとんどの事務処理がデジタル化してしまい
多くの人出を使って行う仕事が減っている。
だからホームレスの中にも大卒で企業に勤めていたという人も
かなりの人数が含まれる。
多少の技能や資格もそれを持つ多くの人がいて就職に
すぐに役に立つとも思えない。
ワーキングプアはなるべきしてなったことで誰のせいでもない。
かく言う私もそのうちの一人で日雇いに近い賃金で生活している。
妻の稼ぎ無しには生活は成り立たない。
拙著の印税も宣伝やそのための本の買い上げで赤字である。
どこの国でもどこの社会(特に公務員)でも既得権益を持つ人が保身のために働き
高い収入を得ていて、何の権益もない我々が下で支えている。
今や医師でさえプアではないが日雇いに近い労働環境に置かれ
泣いていたりやめてしまうという話もよく聞く。